旅行会社の店頭チラシで良い商品を見つけて日帰りバスツアーに行ってみましょう

コストが安い高速バスの人気上昇と共に日帰りバスツアーの人気が高まっており、旅行会社の店舗前にはたくさんの関連チラシが並びます。では、日帰りバスツアーとは一体どんな魅力・メリットがあるのでしょうか?また、料金相場はどれくらいなのでしょうか?そういった疑問にお答えすると共に、都市別のおすすめ旅行地をご紹介します。

旅行会社の店舗の外には大量のチラシが並ぶ

旅行会社の店舗の外には国内旅行・海外旅行などたくさんの旅行商品のチラシが大量に並んでおり、手に取ってみていると良い時間つぶしになります。そして、旅行会社は現在、高速バスの人気が増す中で低価格で行ける「日帰りバスツアー」のPRに力を入れていて店舗前には様々な日帰りバスツアーのチラシが並んでいる状態です。

もし店舗に用があって立ち寄ってから店を出たあと、または駅で電車を待っている時間にチラシを見ていて気になる商品があったら持ち帰って詳細を見てみましょう。

日帰りバスツアーの魅力とは?

旅行会社のチラシ等によるPRによって人気急上昇中の日帰りバスツアーにはたくさんのメリットがあります。まず、同じ距離を移動する場合の交通費が、新幹線や特急を利用して向かう場合、またはマイカーで向かう場合と比べて圧倒的に格安です。

LCC正規航空券や格安航空券を使った日帰り旅行も注目を集めますが、飛行機で日帰りできるのは空港周囲のエリアのみです。それに対して、バスツアー商品には様々な行き先があって空港が近くにない場所でもラクラク日帰りできます。

食事に関しても団体利用する事のボリュームメリットにより食べ放題などが低料金で楽しめますし、観光施設の入場料も個人で旅行に行くより安く済みます。さらに日帰りのため宿泊コストがかからず、遠い場所に行くツアーもアッと驚く料金設定です。

具体的には、大半の商品が1万円以下に設定されており、近場であれば5000円以内で豪華なバスツアーに参加できたりもします。

デメリットはないのか?

たくさんのメリットがある日帰りバスツアーですが、何か落とし穴はないのでしょうか。ほとんどデメリットのない日帰りバスツアーながら、あえてデメリットを挙げるとしたら、食事に関しては利用するレストラン・飲食施設が決まっている事です。

しかし、この点についてはツアー企画者が最高の店をチョイスしてくれているため、入る店に迷わなくていいと思えば問題ありません。また、様々な場所を巡るツアーであれば、一つの場所にいられる時間が短く、同じ場所に長く滞在していたいと思っても長居できません。

しかし、「お試しツアー」だと思って、気に入った場所があったら個人旅行でまたやって来ればいいため、この点も特に問題のない事です。

地域別のおすすめ旅行先・東京編

人口の多い全国の大都市在住者にとってのおすすめの旅行先をそれぞれご紹介します。まず、東京都の東部に位置する東京23区(人口約1000万人)からどこかに日帰り旅行に行きたい場合、一番おすすめであるのは富士山周辺エリアです。

3776mという標高を誇る富士山は、5合目(標高約2300m)まで行けるのが特徴で、夏場には中央自動車道と富士スバルラインを通ってたくさんの人が都心からやってきます。この5合目エリアは開発が進んでおり、レストラン・土産店・神社など様々な建造物が存在しています。

自由時間に見晴らしの良い場所に移動すると、天気が良ければ首都圏・富士五湖・八ヶ岳・南アルプス連峰など様々なものを見渡す事が可能です。また、平地にいては決して見る事が出来ない「雲海」を見られる日もあり、雲海を見る事が出来た人はその幻想的な光景に魅了されます。

なお、富士山5合目の辺りには特別天然記念物のニホンカモシカが生息しており、運が良ければ本当に間近で見られる可能性があるのもポイントです。その他、富士山5合目ツアーには、麓の「忍野八海」という名所にも立ち寄るプランが多い傾向です。

富士山の湧水に関する観光地で水が圧倒的に綺麗な8つの池があり、その周囲には中世の日本にタイムスリップしたような街並みが広がるため外国人からも高い人気を誇ります。その他、ぶどう狩り体験ができるケースもありますが、フルーツ王国・山梨のぶどうの味は絶品のため、食べた人から極めて高い評価を得ている事で知られます。

日帰りバスツアーの体験コースをご紹介

地域別のおすすめ旅行先・大阪編

約270万人の人口を誇る大阪市からのおすすめの目的地を挙げるとすると、まずは島根県の北部に位置する中国地方有数の観光地・出雲大社です。大阪市の梅田駅からは直線距離にて300km以上離れていますが、朝に出発して約3時間ほど出雲大社に滞在し、夜に梅田に帰って来られるような商品が販売されています。

生で見る各建造物の迫力はすごいものがありパワースポットとして有名なため、例えば何かの大仕事を前にパワーを注入したい場合には良い場所です。また縁結びの神様としても有名で寝台特急に乗って東京から来る若い女性も多く、恋愛成就を願ってツアーに参加してみるのもおすすめといえます。

近場で言うと、紀伊半島の東側に広がる三重県に向かうバスツアーも人気で、なんと日本一のブランド牛である松阪牛の食べ放題の時間込みで料金が1万円未満のツアーも存在します。三重ツアーには伊勢神宮巡りの時間が設けられているケースが多いですが、自由時間に全国有数の和菓子商品「赤福」を趣ある本店で食べてみるのもおすすめです。

地域別のおすすめ旅行先・福岡編

人口150万人以上を誇る九州最大の都市・福岡市発のおすすめバスツアー情報です。まず近場でいうと中国地方西端の下関ツアーがおすすめで、博多駅を出て下関に到着したのち、名物のふぐ料理をたっぷり食べてもツアー料金は5000円程度で済みます。

長崎のハウステンボスはHIS創業者の澤田氏が社長に就任してから、彼の圧倒的な能力で大きな発展を遂げ、TDR・USJに並ぶテーマパークへと成長しています。そして、博多駅からハウステンボスに向かう日帰りバスツアー商品も存在します。

その中でHISが企画するバスツアーはかなり自由度が高く、ツアー料金自体は決まっているものの、バスの時間については選択が可能です。例えば、あまり時間がなければ午前11時頃に福岡市を出発して現地に短時間滞在し、15時半の便や17時の便に乗って帰ってくるというような事ができます。

一方、1日たっぷり楽しみたい場合は朝8時頃の便に乗って夜9時半の便で23時半頃に福岡市に帰ってくるような形もとれます。ちなみに近年はクリスマスイルミネーションが盛り上がってきているため、12月に行くなら夜まで滞在する形のほうがおすすめです。